フランス革命にせよピューリタン革命にせよ、また明治維新にせよ大きな改革においては激しい内部闘争が付き物です。 フランス革命時の立法議会には様々な党派が存在しました。もともと、ジャコバン=クラブという政治勢力に固まっていましたが、革命の進行と共に分裂していきます。 裕福な市民や自由主義貴族を代表していた立憲王政派である...
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『独裁国家が唯一、一つだけ民主国家よりも優れているといえる点とは?』における民主国家とはすべての民主国家を指すのではなく、安定した民主国家つまり結果的客観的評価システムが派生した民主国家を指します。(詳しくはこちら) よって『❷の政府形態が唯一、一つだけ❶の政府形態よりも優れているといえる点とは?』と言い換えることがで...
お金は所詮道具です。 Ⓐお金は人を幸せにするのか?それとも不幸せにするのか?という議題は、どのようにその道具を活用すれば人は幸福になれるのか?という議題を追及していくうちに自然と答えがこぼれ落ちていくと思われます。 よって、先ずはⒷどのようにお金を活用すれば人は幸福になれるのか?という議題を追及していきます。 Ⓑの議題...
⑴人はなぜ人を非難・攻撃するのか? それはひとえに、集団欲の作用とも考えられます。 外部の敵を非難・攻撃することによって、グループ内の結束がより強固になるからです。 肉体的に貧弱な人類が他の強靭な大型獣に打ち勝ち、生存していくにはグループの結束力しかなく、実際的に生存競争に打ち勝ってきた人間の遺伝子にはそれらの要素が強...
古代ギリシアとローマは初期段階は極めて類似しています。 貴族のグループ主義が席捲し始めた対策としては両方とも同様の動きを見せています。 ギリシャではドラコンの立法によって貴族の恣意的に運用された慣習法から、成文法によって平民の地位も守られるようになり、前6世紀の初めのソロンの改革によって平民の没落の防止などが図られまし...
②のアプローチである個人的な自分自身の周囲の他の人々との関係を良好にしていくということと③のアプローチであるの国・世界などの大きな公的社会環境をより良いものに改善していくということは、相反するのか?ということです。 この議題は各種の自己啓発本を読んで(七つの習慣)の記事から派生したものです。 ②のアプローチは性質上感情...
①グループ主義の鉄則 組織というものは、社会生活分野、経済活動分野、どの分野においても大きくなればなる程、悪貨(グループ主義)が混入しやすくなり、客観的評価システムの介入がなければ、悪貨が良貨を駆逐するという流れにより、グループ主義・癒着・不正が蔓延るようになります。 グループ主義の鉄則によって、たとえ少数であっても、...
歴史的に見て、マイノリティ、少数民族が活躍する国家、寛容の精神が根付いている国家は『最強国の条件(エイミー・チュア一著)』にも書かれていますが、成長し、繁栄して行く特性があります。 ここでは、本に書かれている『最強国は世界の優れた人材を受け入れることによって、覇権を成し遂げ、そして寛容すぎたが故に不寛容が生まれた結果、...
財政赤字は公務員数の多さや大きな政府が原因とする考え方は、資本主義万能・自由放任主義・小さな政府を最良とする『国富論』著者のアダム・スミス以来の考え方です。 今、現在においてもこの考え方は強く根付いているのではないでしょうか? しかし、イギリスにおけるサッチャーの大改革では、固有企業を民営化し、減税や規制緩和を行い、市...
条件的客観的評価システムの代表的欠点として結果的客観的評価システム(詳しくはこちら)のコントロールが働かない状態で制度が一度定着すると、それによって創られた組織が固定的に硬直化し、公益に反してグループ主義に特化してしまう性質があります。 条件的客観的評価システムは質の高さに段階(詳しくはこちら)がありますが、その段階...
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管理者から
Future Creatorといいます。 幼い頃から歴史が好きでその関連の本をひたすら読んでいました。ただ自分にとって歴史は過去の史実を鑑賞するという対象ではなく、未来に活かすための指標としてのものだったような気がします。歴史を学び、追及し、皆が幸せになれるシステム、社会を創りだしたい。そいう想いを込めてのネーミングでもあります。これから末永く宜しくお願い致します。
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