アメリカと日本で対照的なものが、IQが高い人が多いギフテッド天才の画像と言われる人々に対する取り組みの違いです。

キフテッドと言われる人々は、一般的に注意力散漫であったり、共同作業がうまくできないと言う発達障害 (ADHD やアスペルガー症候群)併せ持つとされています。

アメリカのある調査では、アスペルガー症候群のうち67%は優れた才能に恵まれているという調査結果も出ています。

限りない可能性を発達障害を持つ子どもたちは秘めているのです。😀

長所と短所が合わせ鏡のようになる状態で、実際にギフテッドの人々の高校中退率はかなり高いと言われています。

ADHDがある人の退学率は平均よりも高いという調査結果があります。

アメリカでの調査では、高校生の退学率の平均は15%程度といわれており、ADHDの学生の退学率は33%とかなり高くなっています。

また、ADHDの人が高校を留年する割合は約50%、退学率は約35%となっていて、仮に大学に入学しても卒業できる割合はたった5%程度という報告があります。

日本では、高校中退者は学歴という基準だけの評価では低能とされ、就職もままならず、社会の落ちこぼれとされる場合がほとんどです。😥

しかし、ギフテッドと言われる人々の中には、アインシュタインやビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ビル・クリントンなど多くの著名人が含まれます。

失読症であるディスレクシアである者も多く、アインシュタインもその中の一人で、第一志望の大学に落ち、滑り止めの大学でも教授とコミュニケーションが取れずに苦労したと言われています。 

一つの基準だけでの評価だけでなく第三段階の条件的客観的評価システム(詳しくはこちらをクリックのように、あらゆる職業に資格や技能鑑定を付与した評価基準が多くある方が、当然受け皿が大きくなります。

アメリカのように、大学に入ってから自由に好きな専攻を選択し、その実業に沿った専攻科目の成績評価 GPA が、その後の就職などの将来に大きく関与していくシステムも第3段階のシステムに準じたものと思われます。

アメリカでは、そのシステム以外に、直接ギフテッドの兆候が見られる子供達に早期に介入していくプログラムもあります。

できない所でなく、長けている所を探し、伸ばしていく教育がされています。

長所と短所は合わせ鏡であり、そういう意味で言えば、全ての人々がギフテッドで ADHD とも言えます。

その長所と短所の度合いが大きく、表面上に出ている存在が定義上のギフテッドと言うこともできます。

能力や才能のある優秀な人々というのは、ある意味その能力がたまたま適応する環境フリーライドしている側面があります。

優秀な人材を発掘、掘り起こすにはそれを評価するできるだけ多くの基準とそれを伸ばす教育の場が必要不可欠です。

ギフテッドでディスレクシアなどの大きなハンデがありながら、アメリカでは努力で克服し、活躍している人々が多くいます。

好きこそものの上手なれとは言いますが、自分の興味がある選択肢が用意されれば、人は努力乗り越えていく傾向があります。

大事なことは、限定した環境下でのたまたま適合した極めて一部分・一分野能力主義ではなく、様々な可能性・方向性が提示された中で、自分に適合するものを選択し、思う存分に努力し追求できる場を用意する実践的な教育システムとその努力を評価する客観的評価システムによって創設されて、保証される努力主義であるということです。

限局した範囲での能力主義に弾かれた者は、当然のことながら 努力する場も、評価もないことから努力をしなくなる傾向にあります。

様々な努力する場とそれを評価する第三段階の条件的客観的評価システムのある国の代表国であるデンマークスイスでは、自分の能力を向上させる生涯学習などで費やす時間はそれぞれ世界で1位、2位国際競争力もそれぞれ最上位レベルの順位に位置しています。

 

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