先ず、古代ローマの時代に活躍したカルタゴの将軍ハンニバルを見ていきます。 ハンニバルはローマに、かつてないほどの敗北を味あわせました。 戦争後も行政の長として改革の陣頭指揮を取り、カルタゴの経済を建て直し、結果ローマに対し賠償金返済を完遂し、彼は軍人としてのみならず政治家としての手腕の高さも証明しました。 しかし、結果...
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法家の教えは儒家の述べる人治主義のような信賞必罰の基準が人の恣意であるような基準ではなく、法という定まった基準によって統治すべしという法治主義の考え方です。 千年近く続いた戦乱、春秋・戦国時代の終止符を打った秦国が法家思想が強かったことは有名です。 法治主義の考え方は始皇帝の発案のように思われていますが、秦の法治主義路...
最近話題のMMT理論(現代貨幣理論)について考察していきます。 確かに一理ある考え方だと思います。 財政政策をしっかりやっていこうという点はまさにその通りだと思います。 しかし、この考え方が独り歩き、先走り過ぎて「国はいくらでも借金したら良いじゃないか」となってしまうのは、少し危険であるとも感じました。 政府債務残高(...
新古典派経済学は現在経済学の主流派で、古典派のアダム・スミスの「見えざる手」をベースに自由放任主義、極力政府の不介入、小さい政府の方向性を目指す考え方です。 それに対し、ケインズ経済学は積極的な財政出動・政府の介入を行う大きな政府を基本とする考え方です。 近代から現在に至るまで主として、この二択を中心に議論・論争が繰り...
なぜ1970から1980年代の日本の経済は最強だったのか? そして、平成の失われた30年を経て、なぜ現在においては停滞し、没落してしまったのかを考証していきます。 現在では、米国のベンチャーはあらゆる分野でその勢いは留まるところを知らない活況を呈しています。 それに比べて日本のベンチャーの勢いの無さは対照的ともいえます...
『お金は人を幸せにするのか?それとも不幸せにするのか?』の記事の⑵報酬としてのお金が与えられた本人を額に比例して幸福にしているか?(useの要素)におけるそれぞれの目的に沿った客観的評価システムの整備(詳しくはこちら)について①(詳しくはこちら)に引き続いて詳しく考証していきます。 《金融分野》 金融分野程この要素が必...
資本主義下で、民主国家(民主主義から派生する結果的客観的評価システムを伴う)がコントロールする経済においては、 資本主義万能主義的に自然の流れに任す大企業や財閥の支配する形態を目指すべきなのか? 政府の関与・支援の下、中小企業やベンチャー企業を中心に活躍できる形態を目指すべきなのか? を客観的評価システムの観点を通して...
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管理者から
Future Creatorといいます。 幼い頃から歴史が好きでその関連の本をひたすら読んでいました。ただ自分にとって歴史は過去の史実を鑑賞するという対象ではなく、未来に活かすための指標としてのものだったような気がします。歴史を学び、追及し、皆が幸せになれるシステム、社会を創りだしたい。そいう想いを込めてのネーミングでもあります。これから末永く宜しくお願い致します。
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