公益に沿った官僚に対する優遇制度を考えるにおいてヒントになるのは、シンガポールの存在です。 シンガポールは戦後、隣国マレーシアのルック・イースト政策に先駆けて、日本をモデルに、日本が官僚主導の開発主義体制から日本株式会社と呼ばれたように、国というより、一つの株式会社と呼ばれるような産業の隅々まで、国・官僚のコントロール...
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不幸にあったり、悩んでいる相手の立場に立って物事を考える人はどうしてもネガティブなエネルギーを浴びてしまいます。 悩んでいる人と特に接する機会が圧倒的に多い精神科医が平均の十倍程自殺率が高いのも多くのネガティブなエネルギーを浴びてしまうからだと思います。 しかし、『相手の立場に立って物事を考える』『不幸な立場にある人々...
近代の欧米においては、民主主義の制度から派生した政権党の政治に対して多数の国民による選挙における支持率という評価と政権を任せる報酬という結果的客観的評価システム(詳しくはこちらをクリック)以外にもう一つ時代を変える客観的評価システムが登場しました。 それは、科挙の試験科目を儒学から西洋の近代学問に変えて、一般に公募され...
恐慌に対する対策として、第二次世界大戦後の各国はケインズの大きな政府論を導入して行きます。 つまり、市場の足りないところを政府が積極的に介入して、有効需要の不足を解消するために公共工事などの財政出動や景気調整を行っていく、修正資本主義、福祉国家という流れのもので、広義の意味での社会主義の一つとも言えます。 しかし、国家...
原始時代や山奥に点在した集落など集団同士の接触がほとんどない状態で人口が少ない環境では、自給自足が適しているのかもしれません。 しかし、人口が増加して集団同士が密接に交わり合う環境において、貨幣経済が成立せず、自給自足の社会なった場合は、慢性的な食糧危機に喘ぎ、大飢饉・疾病などによって荒廃を極め、食料・資源の欠乏のため...
戦前日本においても憲政の常道期における政党政治という民主主義が立派に成立していたという意見も時々見かけます。 しかし、戦前日本の憲政の常道期の政党政治では、一度も総選挙の結果に基づいての政権交代はありませんでした。 首相を選出する権限は元老の意志に委ねられていました。 つまり最後の元老と言われた西園寺公望の意思によるも...
正しい人間が人間が必ずしも報われるとは限らない。 寧ろ逆になってしまうことも多いと感じる方もお有りだと思います。 しかし、誰もが『正しい人間が報われてほしい』と思っている点ではほぼ共通するのではないでしょうか ただ、それなのに思いとは別に現実社会ではそうならないのはなぜでしょうか? 鍵となるのが、『宗教が決める救われる...
歴史的に見て、ほとんどの宗教が救われる基準つまり、救済の裁量権・決定権によって、莫大な寄進を受け、利益を得、既存の上層階級と癒着・一体化・腐敗化して、階層社会を強化してきました。 キリスト教にしても、仏教にしても、原初の教義・教えはとても素晴らしいものです。 イエスもブッダも、 最も身分の卑しいとされている人々に対し...
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管理者から
Future Creatorといいます。 幼い頃から歴史が好きでその関連の本をひたすら読んでいました。ただ自分にとって歴史は過去の史実を鑑賞するという対象ではなく、未来に活かすための指標としてのものだったような気がします。歴史を学び、追及し、皆が幸せになれるシステム、社会を創りだしたい。そいう想いを込めてのネーミングでもあります。これから末永く宜しくお願い致します。
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