アメリカは世界中から優秀な人材を引き寄せる競争では他国に対して長期間にわたって勝利を収め続けて来ました。 その優秀な人材を取り込む仕組みの中心には、大学がありました。 アメリカ最古の大学はどれもカルヴァン派のピューリタンが創設しましたが、カルヴァンの教えにある職業的成功が救済の証拠になるという予定説の解釈とカルヴァン自...
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Future Creatorの記事一覧
ローマ帝国崩壊の危機となった三世紀の危機と呼ばれる軍人皇帝時代はなぜ起こったのでしょうか? この時代は、地方軍閥の指揮官が引き起こすクーデターの連続によって四分五裂の状態に陥り、半世紀の間に正式に皇帝と認められた者だけでも26人が帝位については殺されるという混乱が続きます。 三世紀の危機をローマに引き起こした最大の原因...
ローマ・アイデンティティとしてローマのインフラや防衛を支えることなどの公共善に一体的な紐帯をもたらした補助兵を25年勤めれば市民権が与えられる結果的客観的評価システムがアントニヌス勅令によって無力化したことによってローマ帝国崩壊の危機となった三世紀の危機と呼ばれる軍人皇帝時代を生みだされました。 ローマ市民権は特権であ...
裕福な家庭に生まれなければ、人はお金持ちになるためには普通・一般的には努力・労力・時間を犠牲にして達成していきます。 しかし、それによって得たお金は果たして必ずしもその犠牲にした努力・労力・時間に見合う以上の幸福を本人に与えているのでしょうか? 『お金は人を幸せにするのか?それとも不幸せにするのか?』の記事(詳しくはこ...
官僚を優遇するとしても今のような公益と相反する天下り制度を推進するわけでは決してありません。 公益と沿う優遇制度(詳しくはこちら)を構築すべきということです。 しかし、なぜ官僚こそが最も優遇されるべき存在なのか? それは国策一つ違えば、大きな公益の差がついて来るからです。 分かりやすい例として、戦後民主改革の一角である...
公益に沿った官僚に対する優遇制度を考えるにおいてヒントになるのは、シンガポールの存在です。 シンガポールは戦後、隣国マレーシアのルック・イースト政策に先駆けて、日本をモデルに、日本が官僚主導の開発主義体制から日本株式会社と呼ばれたように、国というより、一つの株式会社と呼ばれるような産業の隅々まで、国・官僚のコントロール...
不幸にあったり、悩んでいる相手の立場に立って物事を考える人はどうしてもネガティブなエネルギーを浴びてしまいます。 悩んでいる人と特に接する機会が圧倒的に多い精神科医が平均の十倍程自殺率が高いのも多くのネガティブなエネルギーを浴びてしまうからだと思います。 しかし、『相手の立場に立って物事を考える』『不幸な立場にある人々...
近代の欧米においては、民主主義の制度から派生した政権党の政治に対して多数の国民による選挙における支持率という評価と政権を任せる報酬という結果的客観的評価システム(詳しくはこちらをクリック)以外にもう一つ時代を変える客観的評価システムが登場しました。 それは、科挙の試験科目を儒学から西洋の近代学問に変えて、一般に公募され...
恐慌に対する対策として、第二次世界大戦後の各国はケインズの大きな政府論を導入して行きます。 つまり、市場の足りないところを政府が積極的に介入して、有効需要の不足を解消するために公共工事などの財政出動や景気調整を行っていく、修正資本主義、福祉国家という流れのもので、広義の意味での社会主義の一つとも言えます。 しかし、国家...
原始時代や山奥に点在した集落など集団同士の接触がほとんどない状態で人口が少ない環境では、自給自足が適しているのかもしれません。 しかし、人口が増加して集団同士が密接に交わり合う環境において、貨幣経済が成立せず、自給自足の社会なった場合は、慢性的な食糧危機に喘ぎ、大飢饉・疾病などによって荒廃を極め、食料・資源の欠乏のため...
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Future Creatorといいます。 幼い頃から歴史が好きでその関連の本をひたすら読んでいました。ただ自分にとって歴史は過去の史実を鑑賞するという対象ではなく、未来に活かすための指標としてのものだったような気がします。歴史を学び、追及し、皆が幸せになれるシステム、社会を創りだしたい。そいう想いを込めてのネーミングでもあります。これから末永く宜しくお願い致します。
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