今、政治家と統一教会の問題が大きく取り沙汰されていますね!
大政治家と言われる人にはそれぞれ功罪が付き物とはよく言われますが、田中角栄のロッキード事件、竹下登のリクルート事件など確かに枚挙に尽きません。
改革志向があったものも権力を持つと腐敗する❕いや自身の政治信条を実現するためにはそういう繋がりが必要悪になってくる❓などよくいわれますね・・・・
実際的に坂本龍馬の一番弟子的存在で海援隊出身である陸奥宗光も薩長閥の政治に反対し投獄される過去を持ちながら、その後旧知の伊藤博文の引きで登用され、外務大臣と出世してからは、足尾銅山事件(日本初の公害事件)で有名な古河財閥と密着な閨閥的繋がり・癒着を持ち、勝海舟に非難されてます。
正にそれは日本史上において外国との不公平条約改正に尽力した名外務大臣としての大きな功とまた公害事件で苦しむ人々を拡大させたという大罪の両方が見て取ります。
私たちは大政治家によって大きな恩恵を受けてます。
今ウクライナ問題も取り沙汰されていますが、日米安保が無ければ、中国・ロシアの脅威が同様により現実化してきます。
山上容疑者自身もSNSの発信で岸・安倍総理のラインによる日米安保政策の方向性を評価していたように、色々な面で私たちは大政治家といわれる人達に守られ、助けられていると思います。
しかし、残念ながら今の日本において大政治家というものが誕生し、その政治信条・政策を実行・継続する過程においては権力を保持するためには、グループ主義との繋がり・癒着的関係が必要不可欠となってしまっています。
その大功と表裏一体となっている大罪が原因で、大功を十分認識しているはずの山上容疑者が今回の決して許されざる犯行を起こしてしまうことになってしまいました。
今の日本においては、この事件において政治的左右のスタンスからそれぞれのサイドを強く非難する動きに二分されてるように思われます。
左右どちらでもない立場からすると、きれいごとかと怒られるかもしれませんが、心の中に生じるのはケネディ大統領の就任演説のフレーズで
『あなたの国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。 あなたがあなたの国のために何ができるかを問うてほしい。』
という言葉です。
非難に終始するのではなく、大政治家がグループ主義の力を借りなくても誕生するような社会を構築するためにはどうしたらいいのか?
苦境に陥り、必死にのしかかる人生の壁を乗り越えようとする人達に皆が手を差し伸べることができる優しい社会にするためにはどうしたらいいのか?
一人一人が精一杯できる範囲の中で努力していくことが何よりも今皆が実践すべきことのように感じています。
私自身すべきこととして再認識・実感したことは、やはり客観的評価システム(詳しくはこちらをクリック)と自決思想(詳しくはこちらをクリック)の重要性です。
この二つの要素が充実していれば、間違いなくこの事件は起こり得ないことだったと思われます。
社会全体における、これらの要素の充実に自分自身ができることを日々実践し、努力していきます。(このブログを更新していくのもその一つです❕)